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阿辻哲次『部首のはなし』を読む

 おそらく史上最難関の試験の一つに中国の科挙がある。その試験を受けるための試験があり、本試験の時は部屋に缶詰になる。しかし、飲茶とトイレに一回だけは外に出ることができたらしい。その時外出許可書証みたいなものを与えられる。その許可証には「出恭入敬」と書かれてあったらしい。恭しく出て、礼儀正しく入れということらしい。そこから、恭にとんでもない意味が生まれた。
 恭という文字は日本では人の名前にも使われているくらいいい意味の感じだが、中国では科挙の許可証の文言から「大便」の意味があるらしい。だから「出恭」とは大便をする、「恭桶」はおまるの意味だそうなのだ。
 「はじめに」から読むと、先になかなか進まない。しかし、部首の具体的な話になると面白くなり、ページを追うごとに阿辻のペンが走る。そして、漢字には昔の中国の人の莫大な知と考が宿っていることに打ちのめされてしまう。
 自分の名前に使われている漢字の意味を漢和辞典で調べてみてはどうだろう。

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