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『木漏れ日の家で』を観る

 かつては緑の風が気持ちよく吹き抜けたであろう家。今は老いた女性が犬と住んでいる。時たま息子が娘を連れてくるが、すぐに帰る。老女は犬と話したり、独り言を言ったり、隣を双眼鏡で覗いたり、他にこれといってすることはない。ポーランドの映画らしく、原題は「死ぬ時」とかいう意味らしく、老女が死んで、映画は終わる。これといって何もない老女の日常ながら、退屈はshないし、その深さに引き込まれていく。小説でも、芝居でも出せない味わいの映画になっている。特に相手役の犬がいい。表情豊かで、演技賞をあげてもいいんじゃないかと思うくらい。

 実は、今日、今度の芝居のためにある介護施設を見学に行った。広くて、明るくて、自分の老後はここでもいいかと思いながら案内を受けた。で、帰ってきて、この映画。廻り合せみたいなものを感じた。

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