« ボランティアの季節 | トップページ | 別れた人 »

『ふしぎなキリスト教』を読む

 かつて英文学徒だった頃、芝居と恋に明け暮れて、時々ギターをかき鳴らしては歌うだけで、常に誰かがいて、常に酒があった。英文学の何を学んだかといえば、無に近い。本気になってやろうとすると、歴史とキリスト教を勉強せないかんとわかっていたが、それには途方もない時間がかかることだけはわかっていたから、しなかった。コツコツと積み重ねることをしなかった。コツコツがないと飛躍もないのに、と、今ならわかるけれど。

 橋爪と大澤が対談形式で進められるこの本は、面白く、学生時代の疑問がどんどん溶けていった。キリスト教をほんの少し理解してくると同時に歴史上のあれとこれとがなるほど、と、なる。加えて、宗教の理解は人間理解にもつながるから、知識の一つ一つがバンバン刺激してくる。読んで損はない一冊。

 さて、長い間、更新しなかったけれど、パンと破裂して分散した自我を拾い集めるようなことをしていました。ジュリアさん、暖かい言葉をありがとう。みなみさん、これからは書けそうです。ありがとう。

 

|

« ボランティアの季節 | トップページ | 別れた人 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『ふしぎなキリスト教』を読む:

« ボランティアの季節 | トップページ | 別れた人 »