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柄本明の言葉(5)

 人は努力と言いますけど、言い方を換えれば、努力というよりも、その人の持っている「欲望」の深さなんじゃないですか。(略) その欲望を満たそうとすれば、死にもの狂い努力するわけですよね。でも、一方では、それを人に見せたらおしまいだというところがあるわけですよね。(楽) つまり、俳優は、だいたい、人に見せない秘密の部屋を持っていて、いかに自分の欲望とそこで付き合っているかということです。

 『東京の俳優』は4年前に出版されている。できればもっと早く読みたかった。早く読んで、何がどうなるってなもんじゃないけれど、本を読んでこんなに「ウン、ウン」とうなづいたことはないんじゃないだろうか。遠いと思っていた人が意外に近いと思った瞬間のときめき、これは恋に近い。

 話は変わる。さきほど、部屋にゴキブリを見つけ、踏みつけた。素足じゃない。ぼくは家ではサンダルをはいている。スリッパは鬱陶しいし、すぐに形がくずれて、そんなことはどうでもいいんで、ガンと踏んづけて退治したのはいいが、そのガンが骨に残っている。もろくなっている。次に同じようなことをしたら骨折するかもしれん。今度バルサンか何かで徹底的に退治したほうがいいかもしれん。ゴキブリよ、この欲望は深いぞ。

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