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カメラ考

 たとえば、いつも手元にあったら安心できるものは、ハンカチとメモ帳とカメラ。以前はボイスレコーダーを持ち歩いていた。それは車で大分との間を行き来している時、カセットレコーダの小型に思いついたこと、浮かんだメロディーを録音していた名残で、最近は思いつくことがなくなったから、ボイスレコーダは部屋のどこかに埋もれてしまった。

 世界で一番好きな場所(大袈裟?)は本屋。次が文房具店。逆にしてもいい。図書館は、誰かが選んだ本なので、くだらない本はないだろうからと考えてしまい、よほどのことがないと利用はしない。本屋は、選ばれるのを待っているから、それに何とか応えようという思いが募る。文具が、これから何を書こうかという思いが募る。最初から目的が決まっていると、例えば脚本の覚書みたいに、すぐに書き始める。でも、このノートいいナと思うとついつい買ってしまうこともあり、目的が明確にならないと書けない。それで未使用のノートが、この部屋でずっと書かれるのを待っている。

 最近、デジカメを買った。エプソン、ソニー、キャノン、キャノン、キャノン、ニコン、そして7台目はフジ。キャノン3台目はEOSだったが、子どもの運動会の写真でコンパクトではどうもと思ったから買ったのだが、レンズ交換が面倒で、持ち歩くにも荷物になる。どのカメラも使えるけれど、コンパクトで倍率の高いものがいいと思い、ニコンを買った。子どもがオーストラリアに行くので、何度も販売店に行き、かなり考えた結果だった。これからはしばらくニコンでいこうと思っていたら、帰りにシンガポールで乗り換えの際、紛失した。カメラはあきらめがつくが350枚ほど写したデータだけはどうにか、と、思ったが、堂が寺にも、寺が堂にもならない。

 それで、初めてフジのコンパクトデジカメを買った。車にも、授業に行く時も、メモ帳とデジカメは持ち歩く。20倍の倍率なので、切り取りは思う通りにできる。本当はニコンの42倍を買おうと思っていたが、凸凹が持ち歩きにには面倒だ。ぼくはメモ程度の使い方しかしないから、ある瞬間のある対象を切り取ることができればいい。しばらくは今のフジを使うけれど、遠くないいつか、その時はかなりフリーになっていると思うが、動けるほどの身体であれば、メモではなく、写生感覚で使えるカメラを持っていると思う。重くなく、メンドーでなく、なおかつ自在に切り取れるカメラを。

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