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『ロリータ』を観る

 ロリータコンプレックスを生み出した小説の映画。「小説の映画化」と書かなかったのは、20年以上前、もっとか、に読んだ小説の感じと大きく違っており、ナバコフが脚本を担当しているので、小説家ナバコフが映画で描いた『ロリータ』で、一応小説とは別物と考えたから。

 ずいぶん昔読んだので完璧に忘れてしまっている。ただ、ロリコンということで読んだけれど、文章がきれいに流れているナと思ったことだけ。

 ロリコンブームはあれこれ形を変えて今も根強いと思う。反面、芸人の一部が熟女好きを言い出した。ある芸人なんぞは、母親くらいの年齢の「熟女」と浮名が流されたりしている。若すぎる相手は、それなりの魅力はあろうものの、話をするとなると、かみ合わない不満が募るのではないか。映画の中の中年の男も、結局はロリータを制約することでしかつなぎとめることができない。そういう関係は長続きしない。男には、特に若い時にはよく見られる傾向かもしれない。ところが、熟女となると、そういう不自由がないのだろう。恋に国境はないから、好きになったら走るだけ。それがたまたま20歳年下とか、年上とか、そんなもんだろうが。

 小説のほうが面白かった感触が残った。数年前、京都大学の先生が『ロリータ』の研究書みたいなものを出した。それと、ついでに、彼が訳した『ロリータ』の訳本も買った。読んではいないけれど、この部屋のどこかにあるはずだ。文化祭が終わったら読もう。

 何という映画だったか、シドニー・ポワチェが教師役じゃなかったかな。『暴力教室』というタイトルだったかもしれない。手におえない高校生に国語(映画ではもちろん英語だけれど)を教える。ポルノ小説を読ませて生徒は喜ぶ。次にロレンスの『チャタレイ夫人の恋人』を読ませると、生徒が「きれいだ」と感想を漏らす。伊藤整訳が「わいせつ」ということで裁判になった小説なのだ。「きれいだ」は今でも印象に残っているセリフ。

 際限がない。この手のことについては、また。

 

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