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予感か?

 子どもの用事で大分まで行った。子どもの用事が済むまでひたすら本を読んでは、タバコを吸って過ごした。用事が済み、昼飯を食いに行く途中、「これだけ人間が多いのに知り合いに会わないのって不思議だよね」と言おうとしたが、こっちは用事がなかったからこその思いかもしれないと、言わずにおいた。
 店に入った時、同時に入ってきた年配のカップルの男のほうがぼくを見て「イーダさんやろ」と言った。ぼくは定年退職した教師を検索したが見つからない。「わからん?○○。」と自分から名乗ってくれたから救われたが、それが中学の同級生だったのだ。それほど遠くも近くもない友人の44年後の風貌に、何と言ってよいかあからなかった。だから、何も言わない。

 夏が終わった。学生時代、始業式の前夜は憂鬱だった。一体あれはどこから生じたのだろうか。もうこんな気分は嫌だと思いながら、何ら学習することなく、毎年繰り返していた。
 見上げると、雲がもう秋の装いになっている。そんな空を見ると、漂泊の思いに駆られる。芭蕉のように150日かけてとかできればいいのだが(もっとも彼は春から夏にかけてだった)、ちょっとした気分転換程度の散歩でもいい。さすらうか。

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