« エリアム・クライエム『負傷者16人』を読む | トップページ | 山田太一『心細い目のサングラス』を読む »

トム・ジョーンズ『ボーン・ルーム~骨格標本室~』を読む

 ぼくにとって脚本の最高の評価は「上演したい」。次が「舞台を観たい」。その二つは書棚に置く。観ることはできるかもしれないが、上演はほぼ無理なのだが、夢は枯野を、だ。「気になる」作品もあるが、気になり方で残すかどうか。微妙だ。読み返すことは滅多にない。

 もちろん立派には程遠い読む力。加えて、最近は一気に読み通す集中力も体力もない。おまけに、好き嫌いが結構ある。だから、ぼくの評価は当てにならない。結局、その作品に触れながら、実際は乏しい読解力と好みを語っているだけなのかもしれない。

 『ボーン・ルーム~骨格標本室~』はミュージカル。中年の主人公の夢の中に現れた死神が歌ったりする。台詞で済ませずに歌にする効果もあるのだろうが、わからない。いくら夢とはいえ、死神を出すことにすごく抵抗を覚える。この世に存在しないものを出してはいかん、と思う。でも、シェイクスピアの『夏の夜の夢』は好きなんだから、自分でも訳がわからない。でも、いい方向で考えれば、床にたまったホコリをかき乱す、と、考えれば、この脚本を読む意味はあったのだろう。ウン。

|

« エリアム・クライエム『負傷者16人』を読む | トップページ | 山田太一『心細い目のサングラス』を読む »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: トム・ジョーンズ『ボーン・ルーム~骨格標本室~』を読む:

« エリアム・クライエム『負傷者16人』を読む | トップページ | 山田太一『心細い目のサングラス』を読む »