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『アカシアの通る道』を観る

 パラグアイからアルゼンチンのブエノスアイレスに木材を運ぶトラックに赤ちゃんを連れた女性が同乗、彼女が下りるまでのロードムービー。
 ドライバーは極めて無口・何か話せよと突っ込みたくなることしきり。だから全体的に会話は少なく、全部ひっくるめても原稿用紙5枚に満たないんじゃないかと思う。ところが、だからこそ、表情や仕草に情報を頼ることになるから、よく見る。そうすると、結構味わい深い映画となっていく。かすかにドライバーの家族周辺が語られ、垣間見えるが、二人の周辺はあまり明かされないまま映画は終わる。最後にドライバーが女性を「もちろん赤ちゃんも一緒に」と付け加えて、今度ドライブに行かないかと誘う。女性はOKするが、果たしてそれは実現するのかもわからない。つまり、誘いたくなる、OKするというところまでの「交流」みたいなものがあったのだという、監督は補助線を引いてくれたのかもしれない。

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