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藤山寛美『あほかいな』を読む

 昔テレビで部分を観たことがある。伝聞で借金やらがスゴイことを知った。上演する芝居を観客のリクエストで決めるという見出しを読んだ記憶もある。

 藤山寛美じゃアナログだと思う。アナログだからこそ芝居は成立するのではないか。

 土屋アンナの舞台中止が様々な形で報じられている。制作サイドは原作者の意向を余り考えていないようなフシがある。プロならきちんと書類に残すべきだろうと思う。また、「刺激的な方がいい」とか脚本担当は言ってるらしいが、そんなことはない。人間、つまり観客を刺激するのは突飛なことではあるまい。観客は刺激されたいのではない、笑ったり、泣いたり、共有したいのだ。
 マチュアとプロの違いが云々されていた時期がある。プロの芝居が、ヘタクソな素人の舞台より面白くないのだ。たぶん、プロは役に近づき、素人は役を自分に引きつけたようなところがあるのではないか。だから、素人には次がない。

 演じるということは私と向き合わざるえない。そして舞台ではより私になる。だからこそ、芝居は面白いのだ。寛美は舞台で学んで舞台で生きた。こういう俳優が今どれくらいいるだろうか。

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