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包丁を研ぐ

 昔、毎年学校に刃物類を扱うおじさんが職員室で品物を広げた。どうもぼくはそういう品物が好きみたいで、必ず一つは勝った。おじさんの口癖は「これは一生もんでっせ」。中にはそうでもないものもあり、おじさんはそれを正直に言った。ぼくは一生もんの爪切り、包丁数週、「外に置いてたら盗まれまっせ」という砥石、そういうものを買った。

 ぼくが家事をする時、その包丁を使う。今でもよく切れる。「職員室まで持って上がるのがたまりませんわ」と言った次の年から来なくなった。もう10年ちょっとになる。もう引退したんだろうが、

 今日放りっぱなしだった、「もう手に入りません」という高額の砥石を見つけ、いつも使っている包丁を研ぐことにした。ただ、正しい研ぎ方は知らない。
 子どもの頃、みんな小刀を持っていた。「肥後守」とかいう文字があった。その小刀で竹や木を伐り、削って、加工していた。だから、鉛筆はカッターで削る。そういう些細な小技を観に着けた。
 生活必需品の小刀の手入れはした。その手入れは研ぐこと。ただ、研ぐ真似事だったんだろう。入念に包丁を研いだ。最初は荒い砥石。徐々に粒子の細かい砥石に換えていく。結果を、包丁切っ先を葉っぱにあててスーッと引く。切れない。どこかで、あるいは全部、研ぎ方が間違っているんだろう。

 研ぎ方の勉強。新しい課題。

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コメント

砥石は二番目に細かい砥石で片面を研ぎ出し、一番細かい砥石でその面を研いだ後、反対の面を細かい砥石で数回研ぐのがわかりやすいと思います。両面研ぐのはかなりの技術が入ります。

投稿: なかじー | 2013年8月18日 (日) 19時19分

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