« 勝敗のこだわり方 | トップページ | 肩を叩くな! »

『リーサル・ウエポン』を観る

 先日国語の教員と本について話していて、以前読んだ本を読みなおすのもいいと思うと持ちかけたら、そういう本があります、と言う。彼の読み直す本が何か興味があったが、訊かなかった。知ったところで、読もうとは思わないだろう。そういう本は、人それぞれの生きていく流れの中で生まれてくるものだろうから。

 もう一度観てみるか、と、ふと思って『リーサル・ウエポン』に手を伸ばした。続編が幾つかあるけど、最初の作品。『ダイ・ハード』のようなバカっぽいのかと思っていたら、結構重い部分があり、最初観たときほどの面白さを感じなかった。幾つかの続編を観る気はしない。たぶん、続編の方がよりマンガっぽくなっていたような気がするけれど。

 ものすごい数の映画と本がある。初心者の頃は、地図のない旅なので、映画評論家や文芸評論家の「案内」で訪ね歩いた。しかし、評論家は仕事で観て、読むから、生活の一部で観て、読むぼくらとは違う。生活のモロモロの微妙な、時には大きな影響があって、違う時に観たり、読んだりする時とは受け取り方が違うこともあるだろう。

 ある期間、福永武彦を読み続けていたことがある。全集を買ったほど傾倒していた。中でも『草の花』を世界で一番きれいな小説と思い、卒業する生徒にその文庫本を贈ったりしていた。昨年、もう一度読もうと思い、全集を探しだし読み始めたが、一年以上経つのに入口付近をウロウロしている。

 誰も住んでいない実家の2つの部屋に本がある。読んでいない本もある。いつかは読み、読み直すだろうと思っているからおいているけれど、どうにか身体と精神が動いているうちに処分しないと、処分の面倒を残すことになる。そんなことを考える歳頃になった。

|

« 勝敗のこだわり方 | トップページ | 肩を叩くな! »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『リーサル・ウエポン』を観る:

« 勝敗のこだわり方 | トップページ | 肩を叩くな! »