« アラン・ベネット『やんごとなき読者』を読む | トップページ | 値段の不思議 »

目薬

 時々、目薬を買う。それが目的で行くことはない。ふと目に入って、前に立つ。幾つもの種類の目薬を前にする時、たいていは老眼鏡を持っていないから効能が読めない。ますます買わなくてはいけないと思う。でも、どれを買えばいいのかわからないから、少し値段が高いのを買う。
 ところが最後の一滴までを使ったためしがない。いつもポケットに入れて時々使う。ところが、着替えたり、決めた場所に置いておくというリズムが何かの拍子にずれると見失う。どこにあるんだ、と、探すけれど、切実感がないから、見つからなくても気にしない。
 しばらくして、こんなところにあったのか、と、見つけるものの、放置期間が長かったので、使わないほうがいいか、と、捨ててしまう。

 気にしては使うものの、効能が確かめられない。目より、精神に、効果的な一滴がないものか。

|

« アラン・ベネット『やんごとなき読者』を読む | トップページ | 値段の不思議 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 目薬:

« アラン・ベネット『やんごとなき読者』を読む | トップページ | 値段の不思議 »