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『旅立ちの島唄~十五の春~』を観る

 沖縄の南大東島には高校がなく、中学卒業後は高校進学には島を離れなくてはならない。女子中学生が島を離れるまでが描かれている。

 心にしみる映画。島の風景、人々、生活、どれも素晴らしく、十五歳の女の子の心の揺れが丁寧に描かれ、それは些細なことかもしれないけれど、少女の成長には大きかった。

 主演がいい。下半身がしっかりしていて、立ち姿がいい。そして、きれい。華がある。こういう女優を待っていた。
 父親役の小林薫が、情けないほど味があっていい。

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『夜伽の部屋』2014年6月現在

 実は、まだ考え続けているのです。

 兄二人、末っ子の娘を中心に考え、行き詰っても、まだその設定に拘っていました。で、どうにも身動きが取れない状況になり、ウダウダが続いていました。まァ、上演が差し迫っている訳でもないから、ダラけていたのも事実です。でも、考えない日はなかった訳で・・・。

 先日、末っ子の娘ではなく、その夫にしたら、と、ふと、思ったら、頭の中の舞台に活気が戻ってきました。貰っていて、使わないままでいた「紳士なノート」の最初のページに「最後のメモ」と控えめに書いて、再び始動。

 登場人物をちょっと入れ替えるだけで、舞台の流れが変わっていく。雨空が一気に晴天になった痛快感。

 それと沁みついた貧乏性。とにかく少ない人間で上演できるようにしようと、ずっと思っていた。それを改め、ちょっとだけ役者を増やして書きます。

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水柿大地『21歳男子 過疎の山村に住むことにしました』を読む

 岩波ジュニア新書は、ジュニア向けなんだろうが、大人が読んでも面白いものが多い。ジュニア向けだから、わかりやすい。ぼくのようなジジイには重宝だ。

 さて、大学生の水柿青年は失恋を機に自分に問いかけ、とにかく知ることだ、と、休学して山村に入る。山村のいろんな人(過疎だからそんなに多くはないが)が彼を開いていく。その生活を鳥ではなく虫の目で記録している。ジュニアにもぼくにも、オンとオフが明確で、人とのつながりがある、人間本来の時間を生きる生活っていいなァと思う。21歳でそういう生活に入っていくすごさ、うらやましさ、そんなアレコレを感じながら、山村生活を味わった。

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高橋秀実『弱くても勝てます』を読む

 超難関大学に送る開成高校野球部のルポ。週に一回しかグランドで練習できないのに、結構いい成績を残していることを知った高橋が取材を始めたらしい。
 投手は、ストライクを入れるのが条件。フォアボールだらけでは試合が成立しないからだ。バッターはとにかく強く振る。「ナイス空振り!」という褒め言葉があるらしい。文庫本の「解説」は桑田真澄が書いていて、それが野球本来の姿である、と。フム。

 テレビドラマになって放送されているが、面白くない。たぶん、妙なドラマ性みたいなものでいじくっているからだ。もっとシンプルな形で差し出せばいいのに、複雑にしてしまう病気があるんだろう。野球が舞台なら、もっとスカッとさせる脚本を書いた方がいい。

 高橋の本の中の開成高校野球部の生徒はがり勉でもないし、高慢なエリート意識もなく、好青年の印象を受けた。ひたむきな青春。これぞ、高校野球、かも。

 野球部員の誰かにあげようかと思ったが、結局はいつものように図書館にあげました。

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