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フェルナンド・フェルナン・ゴメス『自転車は夏のために』を読む

 スペインの芝居。スペインの歴史は全く知らないが、内戦やらなんやらで大変な時期があったらしい。その大変の前後までを描いている。きちんと丁寧に描かれていて、思いが入っていくものの、いざ上演となると、舞台転換が大変だろうなと思う。

 この作品には注が53ついている。その都度、後ろをめくり確かめるのだけれど、それが読む集中を欠かせる。そういう「確かめ」をしなくても読める翻訳はできないものか。つまり、台詞の中に入れ込んでしまってくれたら。括弧でくくってもいいから。研究者は注をつけたがる傾向にあるようだ。そして、彼らの日本語は正確かもしれないが、観客のことを考えていないことが多い。よく伝わらない台詞になっている。

 芝居愛好者は、値段と相談して脚本を買う。注を付けたいのなら、同じページに付けて欲しい。流れによっては無視できることが多いけれど、必要な時にはページをめくらなくてもいい形で。

 

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