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マイケル・フレイン『コペンハーゲン』を読む

 どうやら原爆製造に関係している物理学者とその一人の妻との会話、それくらいはわかる。しかし、専門用語が散りばめられ、そこで「わからん」という思いが、作品がわからないという思いを強めていった。また、ト書きが一切ない。会話を通して、位置関係や動きを考えながら読むのもしんどかった。
 135ページ。長編というほどではないが、わからないという思いが超長編に感じさせた。訳者の小田島恒志は、「一読した途端、魅力的だ」と後書きに書いている。わからないなりに最後まで読ませる力はあったものの、ぼくにはその魅力がわからない。
 驚いたのは、作者あとがき(西洋の本はたいてい本編の前に書くが、本当にあとがきだったのだろうか)、が、57ページもあること。読みかけて、数ページでぼくは本を閉じた。

 2000年にトニー賞で作品などいくつかの部門で受賞したから、おそらく傑作なのだろう。イーダ殺すに刃物は要らぬ、『コペンハーゲン』の作品論を書けでよい。

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