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書けないことで発見することが多い

 『夜伽の部屋』は全く進まない。自転車を走らせたり、ゴミ回収所まで歩いていたり、風呂を洗ったり、洗濯したり、あれこれしている間、舞台装置に登場人物を配置して、衣装を直したり、年齢変更したりするけれど、彼らから喋りだすことがない。

 ただ、主人公についての考えが及んでいない。
 今までのぼくの芝居は主人公がいない。一人芝居はともかく、一応誰がメインかを明確にしない形で書いてきた。それは高校演劇の舞台で、差をつけないことを考えた上でのこと。
 ただ、今回の芝居の主人公は死んだ男であり、彼は声を発することも、それは違うと首を振ることもしない。かれは喋ることはないけれど、喋らせる要素は沢山あるはずなのだ。彼の材料を沢山集め、作りあげることが必要なのだろう。

 バカだね、今頃、気付いたなんて。

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